経営層、役員への報告
7社にお願いした食堂コンペでは一次評価で3社に絞らせていただき、二次評価を経て最終的にお願いする委託先を決めています。
ここまでの活動の節目節目でも経営層・役員の方々に中間報告してきましたが、食堂業者さんの決定にあわせて、導入コストや運営コストもほぼ決定し、どのような社員食堂にしてゆくかという具体的な内容も固めることができたので、最終報告をおこなっています。
コンセプト
「美味しく楽しく食事ができて、食事のあとも楽しめる社員食堂」
社員要望
社員代表者による他社の社員食堂見学&試食会のアンケート結果
社員要望に対して今回の計画に盛り込む具体的な内容
計画規模
在籍人員や喫食率から想定する社員食堂の規模(席数)
食堂設置場所と事業所内動線、エレベーターなどの混雑予測などの説明
提供メニュー
定番の定食・和麺・中華・カレーのほか、ライブメニューを導入し、量り売りやサラダ専門店・焼き立てパン・カフェなどを計画
コンペの結果
- 出店他社食堂見学および試食会時の採点
- 各社プレゼン時の採点
- 提案内容に対する採点
- 初期投資と月額運営コストに対する見積り評価
- 実現性とコスト効果の予測
委託先食堂業者について
食堂業者さんの会社規模、実績、安全の考え方、インシデント対応や備えなど
今後のスケジュール
1年半後のオープンまでのスケジュール
個人の感想
これまでの自社の社員食堂の変遷や考え方、他社の社員食堂(福利厚生)の考え方、社員食堂の持つ役割や効果なども、自分なりに説明をしました。
私個人として、経営層からの信頼が得られた部分で、このあとの数々の報告が楽になりました。
総評
最終的に経営層・役員からは、「皆さんにとって居心地の良い社員食堂を作ってください」と承認が得られ、「世の中の社員食堂の中でも、誇れる社員食堂にしましょう」と後押しの言葉もいただくことができました。
食堂オープンに向けた準備
どんな社員食堂にしたいかを悩み考えはじめてから、取り組んだことが意外とたくさんありました。
自社の食堂や福利厚生の歴史をしらべ、一部の社員を巻き込んで協力してもらい、他社の社員食堂を何度となく見せてもらいながら、自分の感覚や知識を向上させ、社員にも他社を知ってもらいながら、そのうえで自社の社員食堂の理想を語ってもらい、これから作りたい社員食堂の要件書を作ってコンペをささていただき、ようやく先が見えてきました。
しかし、この段階は社員食堂オープンまでの道のりの、ほんの入り口のところでしかありませんでした。
ここから先の準備や打ち合わせに要した時間は非常に長かった気がします。
メニューの決定、専門店の決定、厨房機器、食材検収場所、倉庫、バックヤードの設備と動線、提供動線、精算機器、ホールレイアウト、返却動線、食堂内装、テーブル椅子などの什器選定などなど、必要なときには都度コンペを行い、ときには社員・役員を巻き込んで、協力してもらって意見を聞きながら、ひとつひとつを積み上げて、ようやくオープンを迎えることになります。
今回9つの記事に、社員食堂を計画するまでに経験したこと、気づいたこと、考えたことなど、ごくごく簡単に書き留めてみました。計画の流れやイメージ、ポイントが伝わればと思いながら書いてみましたが、お役に立てれば嬉しいです。
また、実際に細かい部分で苦労したところは、個別にポツポツと(ランダムに)記録を残していってみたいと思っています。
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